2025.09.30インタビュー
企業インタビュー第2弾! 神保町から有明に移転した「教育出版」へ

有明で働く方へ、日々の過ごし方や“働き心地”を伺う企業インタビューの第2弾です。今回は2020年に神保町から有明のTFTビルへ移転した「教育出版株式会社」を訪ねました。仕事もプライベートもパワフルでエネルギーに満ちた若手社員6名の方にお話を聞きました。
登場メンバー×有明のお気に入りポイント

DX事業開発本部 K.Kさん(2021年入社)
「有明テニスの森公園」で趣味のテニス観戦ができてうれしい

教育DX編集本部 O.Sさん(2020年入社)
海が近く、手入れされた花壇に季節を感じる、自然が身近な街

教育DX営業本部 K.Rさん(2021年入社)
フレックス勤務と組み合わせて近隣の音楽ライブに行くのが楽しみ

教育DX営業本部 K.KYさん(2023年入社)
営業帰りのレインボーブリッジからの景色はテンションアップ

教育DX編集本部 O.Nさん(2020年入社)
平日夜のお台場はゆっくり映画鑑賞できておすすめ

広報室 K.Mさん(2020年入社)
仕事帰りに有明のスパで身も心もリフレッシュ
ワーカー目線で語る、有明の魅力
――まずは、有明エリアやオフィスについて気に入っているポイントを詳しくお伺いできますか。
◇館内やフロア空間が広々として明るい
私が入社した時は、まだオフィスが神保町から移転する前でした。その後すぐに有明へ移転しました。神保町はオフィスの他に古書店やカレーの名店などがぎゅっと密集したエリアで、そこが魅力のひとつでもありました。
対して有明は開放的なエリア。フロアも広々してとてもきれいで、ワクワクしたのを覚えています。
今のオフィスは周りが開けているからか、光がたくさん入ってきて明るいですよね。なんだか気持ちも前向きになる気がします。
フロア中央に広いフリースペースがあるので、社員同士が気軽に集まって自然と雑談が生まれます。最近は「テニス観戦に行きたいね」と話したな。僕は自分でもテニスをするので、徒歩圏内に「有明テニスの森公園」があるのはうれしいですね。
◇空が開けていて、海も緑地も近い開放感あふれるエリア
見上げる空の広さも有明らしさだと思います。羽田発着の飛行機が横切るのを眺めていると、気持ちが落ち着きますね。
海が近くて開放感があるし、花壇も整えられていて季節を感じられる。自然を身近に感じられるのがいいですよね。
道が広くて通勤時のストレスがないのも、すごくいいところだなと思います。
◇エンタメが充実
入社前は「有明=エンタメの街」という印象もありましたから、職場になるのが新鮮でした。音楽が好きなので仕事帰りに有明やお台場のライブにすぐアクセスできるのはこのエリアならでは。残業も少ないので、通常どおり17時過ぎに退社しても間に合いますが、実は最近、社内でフレックスタイム制が導入されたんです。自由度が増して、さらに仕事終わりが充実しそうで楽しみです。
わたしも仕事終わりに隣のお台場まで足を延ばして遊びに行くことがあります。平日は映画館もそれほど混雑していなくて「行きたい」と思った時にすぐ予約が取れておすすめです。
それいいですね!有明には「泉天空の湯 有明ガーデン」というスパもありますよね。私も何回か利用しています。取引先の方が打ち合わせで来社したとき「帰りに寄ろう」と話していて、そんな楽しみ方もあるんだ!と驚きました。
◇「東京」を想起させるシンボリックな景観
営業の帰りに車でレインボーブリッジを渡ると、やっぱりテンションが上がります。景色がとてもきれいで、東京ならではのロケーションを運転できるので毎回楽しみですね。
わたしも有明で働くことを親に伝えたら「そんなすごいところで働くの!」と驚いていました。東京らしいというか、エリアのイメージがよかったのかなって思います。
有明での過ごし方と飲食事情は?
――皆さん日常的に有明ならではの”非日常感”を楽しんでおられるのですね。一日の中の食事や休憩時間に関してもお聞かせいただけますか。
私は営業先へ直行する日と、出社する日が半々くらいですかね。基本昼食は外食で、TFTビル東館の飲食店をよく利用しています。一番行くのは中華料理の「翠苑」。中でも牛肉入りチャーハンがお気に入りでいつも大盛を頼んでいます。他のメニューも豊富なのに…ほとんど牛肉入りチャーハンばかり食べているかもしれません。それぐらい美味しいんです!
最近は東館2Fに「カレーハウス CoCo壱番屋」もできてバリエーションが増えました。館外に少し足を伸ばして「マクドナルド」に行くこともありますし、今後もお店を開拓していきたいです。
仕事終わりには、社内の仲間との飲み会で「大衆酒場 有頂天」「チムニー」「サイゼリヤ」もよく利用します。サイゼ飲みはコスパが良くて、一日の疲れを気軽にリセットできますね。
僕は朝8時半頃の出社なのですが、朝食がとれない日など、コンビニで買った軽食をTFTビルのフリースペースで食べてから出勤できるのが便利。隣のビルに「カフェ・ベローチェ」もあるのでコーヒー片手に出社する人も多いです。
小腹が空いたら館内のコンビニでおやつを買えますし、具合が悪くなった時には、薬局もあるので薬も買えます。外出せずに用事が完結できるのはありがたいですね。
夜、他のエリアへ飲みに出るのにもアクセスはいいですね。りんかい線を使えば、横丁や路地裏酒場が並ぶ大井町にも10分ほどで到着するし、BRTを利用すれば新橋方面への移動もスムーズです。
あとは、りんかい線で座って帰れるのも大きなメリット。東京都内で帰宅ラッシュ時に座れる路線はそう多くないので、疲れて帰る日も快適に感じます。
業務を支えるTFTビル内施設
――ありがとうございます。他にTFTビル内の店舗や施設だと、どんなところを普段利用していますか。
郵便局があるのは助かりますし、100円ショップが入っているのも結構珍しいですよね。若手社員で企画の準備をすることがあるんですが、備品の買い出しにすぐ行けるのは便利ですね。
書店の「丸善」もよく利用しています。仕事柄、社内に図書館を設けていて、そこで貸し出す本を購入することもあります。
私も本を探したいときや、新しい企画を練るときに丸善に向かいます。店内を歩くとアイデアが浮かぶ気がして。
薬局も便利で、コンビニでは置いていないような薬も取り扱っていますし、どの薬がよいか迷ったときに薬剤師に相談ができるのはうれしいですよね。
歯医者があるのも助かります。仕事終わりや昼休みに立ち寄れるので通いやすいです。
あとは、貸会議室ですかね。社内の会議室は20人程度入れますが、それ以上の人数が集まる時は、大きな会議室を利用しています。研修などは大勢が一堂に会すので、広い会場は重宝しています。
東京ビッグサイトの催しにすぐ行けるのは移動の負担がなくありがたいですね。教育系の講演会やマーケティングイベントに気軽に参加できて、そこで得た知見を仕事を通じて社会に還元できるのは、このエリアならではの強みだと思っています。
ワーカーが思い描く有明エリアのこれから
――有明エリアについて、今後の展望や期待したいことを伺えますか。
国際展示場のロータリー奥にベンチやブランコがあって、そこで遊ぶ子どもたちを見かけると、意外とファミリー世帯が多いんだなと感じます。人口が減っている地域も多い中で、有明は子どもや家族が暮らすエリアとして、これからも活気あるまちになっていくといいなと思います。
私は食事について、もう少し選択肢が増えると嬉しいです。新しいお店がオープンしたり、メニューのバリエーションが広がると、毎日働く私たちにとっては大きな楽しみになると思います。
大規模な複合施設もできるようなので、どんな飲食テナントが入るかも注目ですよね。「TOYOTA ARENA TOKYO」「東京ドリームパーク」「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」など、再開発のニュースが届くとワクワクしますし開業が待ち遠しいです。
私はモビリティの実証実験や実用化が進むといいなと思っています。自動運転バスのような乗り物が自由に利用できるようになれば、もっと便利で暮らしやすいエリアになるはず。「最先端のまち」という有明のイメージにもぴったりですよね。
私は算数の教科書の編集をしているんですが「算数が社会でどう役立っているのか」を紹介できるような企画ができないかと考えています。街づくりや働き方の中にも算数が活きている場面は多いですし、教科書著者の講演会やセミナーを開催するなど、有明が教育発信の拠点になれたら面白いなと思います。
有明には「武蔵野大学」もありますし「教育都市」として印象に残る場所になるといいですよね。僕自身、小学生の時にフィールドワークで近隣の「日本科学未来館」や「東京都水の科学館」を回った記憶があって。課外学習や修学旅行で訪れる子どもたちにも何か機会を提供できたらいいな。教育の場としての可能性もすごく感じます。
――有明エリア一帯は、学びや体験、最新技術といったキーワードでつながっていますし、そこから生まれるシナジーにも期待したいですね。本日はありがとうございました。
まとめ
経験や体験がすべて糧になる世代だからこそ、仕事の充実は“仕事以外”の充実からもたらされる部分も多く、有明エリアの特性が、働くモチベーションにもつながっていると感じる時間でした。
今後も本サイト「ARIAKE TOKYO」では様々な方の視点から有明エリアを紹介していきます。
教育出版について
検定教科書制度が実施された1948(昭和23)年に誕生した会社。創立以来、主に教科書・教育図書の出版を通じて、明日の社会を担う子どもたちの成長の一助となる事業を展開しています。
現在は「学びのチカラで 人と社会を 未来へつなぐ」を企業理念として、教科書に限らず、時代のニーズに応じた幅広い取り組みを進めています。
有明移転の経緯とTFTビルを選んだ理由
教育出版は、働き方の変化や事業の進化に対応するため、2020年に本社を有明・TFTビルへ移転しました。
移転の背景には、デジタル社会の到来を受けて求められる執務環境の改善が、竣工から時を重ねた前オフィスでは困難になっていたことがあります。また、部署間の交流を活発にするワンフロアが可能な空間も求められていました。
移転候補地としては、当時のオフィスがあった神保町エリアを中心に、複数の都心エリアが検討対象となりました。しかしいずれも「人の密度が高く、空間に余裕がない」「コストと柔軟性のバランスが難しい」といった課題がありました。
そのような中、有明のTFTビルは駅直結の交通利便性、ゆとりある執務空間、災害時の事業継続性、そしてビル内に多彩な施設が揃う利便性が魅力的であり、最適な環境と判断し移転を決定しました。
移転したことによって得られた湾岸エリアならではの開放感も、社員の心理的なゆとりにつながっています。